開館20周年記念企画展「転生する詩的宇宙―21世紀文学としてのMISHIMA」・特集展「文学館20歳の歩み」

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三島由紀夫文学館は2019年7月3日・・・
開館20周年を迎えました。
 本年は、三島由紀夫文学館が開館して20周年を迎えます。
開館する2年ほど前のことです。雑誌や単行本や綴じられた原稿のほか、未整理の原稿の山が、
雑多なダンボールに入っていくつも積まれ、三島家から大量に運び込まれてきました。
用紙もばらばらな1枚1枚を精査して、つながりのあるものを一まとめにするという気の遠くなる作業が続きました。当時の担当者の労力によって、現在は完全に整理され体系化された資料が、燻蒸されて館の収蔵庫に収められています。
開館を祝った1999(平成11)年7月3日は、晴れ渡った気持ちのよい日でした。
この20年を支えてくださった入館者、イベント参加者、山中湖村村民、イベントの講師・スタッフに感謝申し上げます。また、開館までの道筋をつけてくれた関係各位を代表していただき、故人となられた小西甚一氏、佐伯彰一氏、ドナルド・キーン氏、藤井浩明氏、高村朝次氏に感謝の意を捧げます。
 今後とも小館は、「三島文学の研究と普及」ために力を尽くしたいと思います。
                                           館長 佐藤秀明
 

■開館20周年記念企画展
「転生する詩的宇宙
―21世紀文学としてのMISHIMA―」


「詩を書く少年」として出発した三島由紀夫。
小説家、劇作家としての三島由紀夫の核心には常に「詩」がありました。
本展は館所蔵の詩稿を展示し、三島文学の原点としての「詩」に光を当てるとともに、
21世紀の世界文学としてのMISHIMAの可能性を「詩」の視点から世界に発信します。
            ――監修:井上隆史(白百合女子大学教授・三島由紀夫文学館研究員)

会期
2019(令和元)年5月14日(火)~2020(令和2)年5月10日(日)
2020(令和2)年8月2日(日)※会期延長
会場:徳富蘇峰館・企画展示室

<同時開催>
■開館20周年記念特集展「文学館、20歳(はたち)の歩み」
会期:2019(令和元)年5月14日(火)~10月14日(日)
会場:三島由紀夫文学館・展示室内